志望企業タイプは『日系で着実に成長して長く働ける企業』
以下8つの選択肢から『志望企業タイプを最大3つまで教えてください』と回答を得たところ、日系企業や大手、優良企業への回答は多くなることは想定どおりでしたが意外に『20代で成長して転職』よりも『着実に成長して長く働ける企業』の方が好まれる結果となりました。
《8つの選択肢》
1_日系の大手や上場企業
2_日系の隠れた優良企業
3_外資系企業
4_ベンチャー(ITベンチャー)
5_メガベンチャー
6_中小企業で社員を大切にするアットホームな企業
7_20代で成長して転職していける企業
8_着実に成長して長く働ける企業
昨今、短期間での成長・転職が取りざたされている風潮があるかと思いますが、意外にも学生の方たちが現実的かつ落ち着いてファーストキャリアを考えているような結果に見受けられました。
参加したいと思うインターン実施期間は2日~2週間程度/リアル開催を希望
以下7つの選択肢から『参加したい・探しているIS実施期間を教えてください』と複数選択可能で回答を得たところ、半日や1dayの超短期よりも、2日以上のインターンへ参加したい学生が多く、かつ4~5日、1~2週間程度のインターンへ対面で参加したい学生が多くいることがわかる結果となりました。
《7つの選択肢》
1_半日
2_1日
3_2~3日
4_4~5日
5_1~2週間程度
6_1ヵ月以上
7_単位認定のインターンなら期間は問わない
理系学生は文系学生に比べると、就活にかけられる時間が少ないため、ある程度の日数のインターンへ参加し、興味がある業界や企業の理解を深めたいという背景が伺えました。
大学・研究室内や就活情報誌は認知に有効的
企業を知る機会として、『学食内』・『就活情報誌/パンフレット』・『自宅』・『研究室』それぞれについて回答を得たところ、全て学生に知ってもらう有効な機会といえることがわかりました。
学食内
『企業の広告を見たことがある』が36%。
『企業の広告は見たことがない』を含めると約半数は学食内の広告を視認していることがわかる。※対象者全員の大学の学食で広告など掲載されているわけではないため、実際はもっと高い視認率であると想定されます。
Q.学食でトレイに貼ってある広告やポスターなど企業の広告を見たことがありますか?※『ある』、『ない』、『企業の広告は見たことがない』の3つからいずれか必須回答
就活情報誌/パンフレット
36%の学生が就活情報誌から企業を知る機会を得ていることがわかる。
Q.学内や研究室内にある就活関連の情報誌やパンフレットなど見る(見た)ことはありますか?※『ある』、『ない』のいずれか必須回答
自宅
家への郵送物は79%の学生が開封していることがわかる。
Q.家に企業からインターン紹介のチラシや採用パンフレット、ノベルティなど届いたことがありますか?また、届いた人は開封しましたか?
研究室
研究室への郵送物は57%の学生が開封していることがわかる。
※調査時期が5-6月の早期であるため、これから研究室への送付物が増加し、そして目にする機会が増加し、開封率も高まってくると想定されます。
Q.研究室に企業からインターン紹介のチラシや採用パンフレット、ノベルティなど届いたことがありますか?また、届いた人は開封しましたか?
情報過多な時代、ターゲットへリーチすること自体が困難な中、ターゲット学生が必ずいる場所で半強制的に視認させること、その場で学生同士が話してシェアされるような施策が重要となると考えられます。
※実際に視認された企業名の任意回答もあります。ご覧になりたい方は以下フォーム内の備考欄へ『IS・就活調査資料の件』と入力の上、お問合せください。
https://services.sciseed.jp/form/contact-form/
王道の採用ノベルティは文房具や日用品。就活系ツールも一定ニーズあり?
企業から欲しい採用ノベルティについて、自由記述で回答を得たところ、ノートやペン、付箋、消しゴムなど文房具、ポケットティッシュや除菌ティッシュ、タオルなどの日用品、夏には扇子、冬にはカイロなど季節に合わせた内容、缶詰やカップヌードルなどの食料品、USBやイヤホン、スマホスタンドなどPC・携帯器具など身近で普段使いするようなものが好まれる傾向にありました。そして、理系学生らしく企業独自の製品・試作品という回答もありました。このような中でも興味深かった内容は意外に就活系の回答があったことです。
《就活系の回答》
- 就活カレンダー
- 業界一覧がわかりやすいもの
- 業界の一覧や強みなどをまとめ動画
- 就活スケジュールのフローチャートがまとまった冊子
- 自己分析のやり方や補助してくれるようなもの
- スタートアップやベンチャー版四季報
- IT業界のマップ
例えばですが業界一覧であれば、自社に有利な視点から作成して採用ツールとして活用する、就活スケジュールであれば、一つの参考モデルとして自社のスケジュールを踏まえた採用ツールを作成して学生へ配布する、スタートアップやベンチャー版四季報であれば、スタートアップやベンチャー数社がまとまった採用ツールを作って合同採用を実施するなど、新しい切り口にて採用広報を検討することができそうです。
※採用ノベルティの回答結果の詳細もあります。ご覧になりたい方は以下フォーム内の備考欄へ『IS・就活調査資料の件』と入力の上、お問合せください。https://services.sciseed.jp/form/contact-form/
突飛な検索ワードはほぼなし?自社の特長や専門性の追求がポイント
インターンを探すときなどどのようなキーワードで企業検索をするか、自由記述で回答を得たところ、業界や業種、自分の属性や専攻、その他は福利厚生のような条件面や企業規模や年収など相対的に比較できるような内容ばかりでした。ただ、属性や専攻につながる内容においてはpythonなど具体的な言語が複数あり、学生も専門的な分野を追求していればしているほど、より具体的かつ専門性の高いキーワードで企業検索する確率が高まりそうです。学生が検索・興味を抱いてくれるような内容を前提として、『理系・母集団形成ならサイシード』のように自社の特長や専門性を追求してどれだけ言語化できるか、そして言語化した内容を発信していくことがマッチング率および質の高い学生から企業検索されるためのポイントとなるといえます。
※企業検索の回答結果の詳細もあります。ご覧になりたい方は以下フォーム内の備考欄へ『IS・就活調査資料の件』と入力の上、お問合せください。https://services.sciseed.jp/form/contact-form/
以上が1,268名(内_理系/1,148名)へ実施しましたアンケート調査レポートとなります。
《アンケート調査対象》
- サイシード実施イベントの予約および参加者
- 旧帝大や国立の理系学生中心
- 回答者数は1,268名(内_理系/1,148名)
- 男女比7:3
- 学部/修士比4:6
以上、ご要望・ご質問などありましたら以下からお問合せください。